文京マンションスケッチ


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文京マンションスケッチ 2004年3月


正面3つのプレートから成る、プレーリーな構成。
下は石張り、上はタイル。浮き上がったように見せるディテール。



アプローチゲート、4×4mの小さなゲート、誰かが、中央上はキーストーンかなと言った。
ほんとは両指の先端が合わさって曲がったもの。



エントランスホール中央の溝で受け止め右に誘う。
実は溝は鏡面の鏡貼り。永遠は見えるか?


これらは当時のディベロッパーのカリスマ社長用のプレゼン資料として用意したもの。
これを通らないと実施設計に進めない。やり直しを命じられた設計事務所も多いらしい。

参考に見せてもらった他社案はタイル材料を貼り付けたり、外国のイメージ写真を多用していた。
我々はこの手描きパース3枚だけ。
当日カリスマ社長はプレゼン会場に入ってくるなり、じっくり見てから
「うん、かっこいい」とだけ言うと、プレゼンボードに自著サインして風のように去っていった。


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