動き始めている。
この世で最も信頼できる不動産業のMさんと組んだ
夢のコーポラティブへの道が前方へと繋がり始めている。
ワクワクドキドキ、失敗も沢山するだろう。
でも最後は精神力が物を言う。
このどうしようもない時代を生き抜き、
昨年末に局所核爆発を起こした不動産業界の残骸の中
我々は進む。荒れ狂う海原を照らす孤高の灯台のように。
周囲とは隔絶された世界だ。不動産業は。
建設業の悲哀は伝わっても、不動産の大爆発はごく一部しか知られていない。
昨年6月の改正建築基準法は見事に旧来の建築申請の流れを破壊し
経済の停滞と建築業界の苦悩を巻き起こした。
これは単に一大臣が謝って済む問題ではない。
新価格、新新価格で沸き建つお調子者の不動産業界ですら足を止めて考えた。
このままでは、まずいんじゃないかって。
止まっている間に足元が崩壊し始めた。そして幻の資産は爆発し跡形も無く吹っ飛んだ。
ファンドはうねり、銀行は騒ぎ、ディベロッパーは2回目のバブル崩壊を呼んだことにようやく気付いた。
半年たち今も立ち直れない不動産業界は、設計業界も建築業界も巻き込み
両手広げて共に倒れようとしている。
この国では不動産の上に建築が乗っかっているのだから・・・。
画像は大洗海岸の灯台、2年前の6月。